菅野温泉 菅野温泉(旧館側) 私の好みは中浴場

●雑誌「HO」の座談会に招かれて久しぶりに菅野温泉を訪れました。玄関先で鹿が出迎えてくれるところや、旧館の佇まいなどは、以前のままでした。菅野温泉は湯治場風情を残す5つの浴室に9つの浴槽があり、多様な泉質を誇るところが特徴です。

●大浴場には3つの浴槽があり、中央には笹にごり色のお湯が溢れる大きな浴槽(サビの湯)が鎮座しています。お湯は弱いサビ味と渋みを感じます。窓際の隅にはサビ味でぬる湯の小浴槽(炭酸の湯)があり、入り口横の奥まった箇所にも、打たせ湯のある小浴槽(滝の湯)があります。こちらはカルシウムも感じるサビ味でした。現在では、順に毘沙門の湯、布袋の湯、恵比寿の湯との名が付けられています。なお、脱衣所は男女別ですが中は混浴です。

●中浴場は2つに仕切られ、見たところ同じ源泉による適温(左)とぬる湯(右)に見えます。泉質は異なる表示がされていますが、どちらも透明で弱サビ味です。同じく、入り口から見て不動の湯、大黒の湯(オンコの湯)と名付けられています。こちらは時間帯によって男女の時間が区切られています。

●現在は弁天の湯と名付けられている小浴場は家族風呂のような大きさです。お湯はほとんど透明で、やはりサビ味、カルシウム味です。昔は小町の湯と呼ばれていて、私はこの名の方が好きでした。

⇒本館側の浴室はコチラ

(2007.12.02記)

※2014年から新しい施設として再開しました。


大浴場にはひょうたん型の大きな浴槽が真ん中に鎮座し、窓際に小さな浴槽と、入り口横に打たせ湯があります。


温度の違う浴槽が2つ並んだ中浴場はけっこう私の好みだったりします。



隠れるように存在する小浴槽(旧称:小町の湯)も忘れてはならない存在です。

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