●小規模な温泉旅館が身を寄せ合うように建ち並ぶ中に「ホテル四国屋」があります。ちょうど「昇月旅館」のすぐ右隣です。受付で入浴料を支払い、建物の奥へまっすぐ進んだ左に浴室があります。
●内湯があるだけで決して広くはありませんが、源泉がそのまま注がれる高温湯と、そこからお湯が流れる低温湯(湯温的には適温)があります。湯口や浴槽の縁には湯華が析出し、良い雰囲気です。それよりも湯面から鼻腔をくすぐるアブラ臭がたまりません。
●薄い茶褐色のお湯は明確な塩味と少しのうまみ成分を感じます。最初はツルツル感が肌にまとわり(つきますが、のちにキシキシ感に変わっていきます。長万部温泉らしさ満載のこのお湯の温まり感が強く、浴後はいつまでも汗が引きませんでした。
(2019.03.16記)
|
アルファベットで「Shikokuya」と書かれた建物がホテル四国屋です。
源泉が注がれる右がやや熱め、左がやや温めの温度設定になっています。
|