●かつては湧駒別温泉と呼ばれていた登山口が、旭岳温泉と名前を変えてから久しくなります。その旭岳温泉の入り口近くにあるのが湧駒荘です。いつの間にやら、ずいぶん大きな建物に変わり巨大なロッジのようです。
●浴室は男女を交互に入れ替えて利用するようになっており、今回、私が入浴したのは「シコロの湯」の方でした。後で案内図を見ると、もう片方の「ユコマンの湯」の方が内湯が充実しているようで残念です。
●ここの温泉は5つの独自源泉をそれぞれ掛け流しにしているようで、そのとおりに各浴槽の温泉は微妙に泉質が異なっていることがわかり、存分に楽しむことができます。「元湯」は黄緑色に濁り金気味が強く、「岩酸水素塩泉(炭酸水素塩泉?)」は透明ですが渋みあり、芒硝泉と書かれた寝湯は薄濁りで温めで長湯できます。私としてはこの寝湯の湯ざわりが一番良かったです。
●また、内湯を出た廊下の先には透明なぬる湯の浴槽があり、これまた長湯向きです。さらに奥には野趣あふれる露天風呂があり、こちらは「元湯」と同じかそれに近い泉質に感じました。
●非常にいい温泉なのですが、入浴料が大人1200円と高く、各源泉の成分分析書が掲示されていないのが残念なところです。
※「神々の湯」についての記事はコチラ
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照明を少し落とした"シコロの湯”の内湯は落ち着いた雰囲気を醸します。
壁際にある寝湯(芒硝泉と表記)は、温度も泉質も私好みでした。
奥にある露天風呂は、景色はなくともそれなりに野趣あふれる造りです。
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