温根湯温泉 温根湯ホテル 大規模ホテルだが湯は悪くない

●温根湯温泉街から見ると、無加川の向こうに「温根湯温泉ホテル」と「大江本家」の2つの大きな建物が、城壁のように聳え立って見えます。「温根湯ホテル」は、今は「四季平安の館」という副題が付いていますね。なお、玄関は川側ではなく建物の向こう側(3階)にあります。

●浴室は少し複雑な造りになっていて、手前の洗い場を抜けた階段の先に浴槽が細長く並んでいます。全体的に湯気でもうもうとして、やや暗めな印象です。最奥にはカバノアナタケ湯がありますが、循環ろ過でもあり、私としては無関心です。

●露天風呂への入り口は少しわかりにくいですが、内湯の浴槽群の手前の扉の向こうです。石造りの浴槽は山と建物に挟まれて解放感は乏しいですが、陽光が差し込み思いのほか明るく気持ち良いです。露天風呂は上下の2つに分かれていて、下はやや熱め、上は熱湯でした。

●少なくとも露天風呂はかけ流しのようで、ツルツル感があり、弱いタマゴ臭が鼻腔をくすぐります。よく見ると羽毛のような湯の華も多く舞っていました。お湯の鮮度としては、上の露天風呂の方が優れているように思います。鮮度や泉質は思いのほか優れているようで、しっかり管理されていると感じました。損のないお湯です。

(2016.05.08記)


無加川に架かる橋から見た「温根湯ホテル」です。大きな温泉ホテルです。


内湯はこんな感じで細長い造りです。湯気が立ち込めやや暗めになっています。


石造りの露天風呂からは景色は望めませんが、こちらの方が浴感が良いです。

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