温根湯温泉 大江本家 老舗温泉で浴槽はやたらと豊富
●温根湯温泉街から無加川を渡った先にある老舗温泉ホテルです。日帰り入浴客を区別せず、宿泊客と同じようにフロントで応対してくれる点は好感が持てました。

●浴室はフロントから、ひと昔前の雰囲気が残るみやげ物店を脇を抜けた先にあります。このあたりから仄かに硫黄臭が漂い、期待がこみ上げてきます。浴場は2階構造になっていて、男湯が1階、女湯が2階で造りは全く同じになっているようです。

●浴室はとても広く、内湯のほぼ真ん中に主浴槽、カランの近くに熱めの小浴槽、反対の壁際に打たせ湯、奥の窓側には寝湯を併設した浴槽がもうひとつあります。どれも無色透明でタマゴ臭のする源泉が掛け流しになっています。なお、一番奥にはジャグジーと子供用の滑り台付きの浴槽がありますが、これらは温泉ではなく真湯です。閑散とした浴質内で、行楽客らしいグループが満足そうにジャグジーに浸かっている姿が何やら滑稽に感じました。

●窓の向こうには2つの浴槽を持つ露天風呂があり、中庭を挟んで温根湯温泉街が少し見えます。掛け流しのようですが、お湯としては露天より内湯の方が香り豊かで心地よく感じました。

●入浴料は大人800円と温根湯温泉街の中では高いものですが、たまにはこうした大きな温泉ホテルの湯も良いものだと感じました。

(2008.03.22記)


浴室の真ん中には長円形の主浴槽が鎮座し、硫化水素臭が立ち込めます。


カラン近くにある小さな浴槽は少し熱めの温度に設定されています。


露天風呂からは無加川を挟んで温根湯の町並みが垣間見えます。

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