オホーツク温泉 翁荘 混浴岩風呂はなかなかのもの

●藻琴川流域の長閑な畑が広がる丘陵地にある温泉です。看板がなければ温泉があるとは気がつかないかもしれません。火事で焼けて再建したという建物はとても小奇麗なものです。

●浴室は火事を逃れたようで、以前のままを保っているようです。脱衣所から入った先には、やや熱めと適温の浴槽が二つあります。いずれも笹濁り色のお湯が注がれ、湯船の縁から溢れています。窓の外には長閑な畑地の風景が広がります。お湯は、薄い味噌汁味、といったところでしょうか。付近にある稲富荘と同様の泉質ですが、稲富荘よりやや塩分が薄いように感じました。

●この温泉の特徴は、男女の浴室の間にある混浴の岩風呂です。先ほどの内湯の壁の穴から流れ入るお湯が、混浴の岩風呂を満たしているので、さらに温めのお湯になっています。いつまでも長湯してしまう温度です。また、多少薄暗さもあり、ムードは満点です。

(2007.04.26記)

※残念ながら2009年ころに閉鎖されたようです。


長閑な農村風景の中、丘の上のポツリとある温泉です。


温めとやや熱めの浴槽のある内湯からは笹濁り色のお湯が溢れます。


男女の内湯の間には、さらに温めのお湯で混浴の岩風呂があります。

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