留真温泉 うらほろ留真温泉 復活した湯は変わらぬ泉質

●小さな鉱泉宿だった留真温泉が廃業してからしばしの時が流れましたが、最近になって町営の日帰り温泉として「うらほろ留真温泉」が復活しました。昔の面影は一切消え失せ、広い駐車場を有するちょっとおしゃれな外観の建物に変貌していて、少し驚きました。玄関わきには源泉が汲めるようになっていて、手湯を楽しむことができます。

●売店や食堂のある館内を進んだ先に脱衣所があります。温度の低い源泉を有する日帰り温泉が建て替わると必ずと言って良いほど循環ろ過装置が導入されますが、この「うらほろ留真温泉」はかけ流しを貫いているのは素晴らしいです。ただ、塩素系薬剤は使用しているとの表示がありますが。

●保健所確認シールが不可思議で、塩素系薬剤使用の表示分の下には「該当することを確認」とあり、もうひとつの成分分析書には「該当しないことを確認」」とあり、矛盾しています。これは、本質を理解していない保健所の無知・無能を示しているのでしょうか。ちなみに、塩素臭は知覚できませんでした。

●サウナと水風呂があるのは余計ですが、飲泉口がきちんと用意されている点は好感度大です。内湯には高温浴槽(42℃)、中温浴槽(41℃)、それに露天風呂も設けられています。無色透明でタマゴ臭香る湯は、特有のツルツル感があり昔の浴感をそのまま残していました。静かでとてもよい湯です。

(2014.05.21記)


日帰り温泉施設として再生した「うらほろ留真温泉」は、青空に映えていました。


内湯は手前から水風呂、中温浴槽、高温浴槽で、仄かなタマゴ臭が香ります。



露天風呂は小さいながらも、日差しをいっぱいに浴びて気持ちの良い湯でした。

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