稚内副港温泉 港の湯 循環ろ過ながら湯質の特徴残す

●稚内駅の南に海産物店などが店を連ねる副港市場の2・3階に「港の湯」があります。広い駐車場があり、受付は階段を登った2階にあります。

●受付で入浴料金を払いロッカーの鍵を受け取り、さらに階段を上に登ります。2階は食事処や休憩スペースとなっているようで、広々としており、ゆったりと過ごすことができます。全体的には、都会に多くある日帰り温泉施設と同じようなタイプです。

●浴室は広く、大きな中温浴槽とその隣に小さめの高温浴槽があります。源泉は2つで、中温浴槽は2号源泉、高温浴槽は1号源泉・2号源泉の混合湯になっています。港側がテラス状になっており、露天風呂があります。この露天風呂は高温浴槽と同じく、1号源泉・2号源泉の混合湯になっているようです。

●想像通り、循環ろ過&塩素殺菌、加熱なのですが、臭素臭とアンモニア臭が残っており、個性を感じるお湯です。この泉質は羽幌以北の温泉に共通するものがあります。2号源泉より1号源泉の方が特徴が強いのでしょうか、高温浴槽の方が薄茶色が濃く、匂いも強いようです。

●こうした温泉では常に思うのですが、循環ろ過や塩素殺菌をしない浴槽を片隅に一つでいいから設けて欲しいと思います。ちょっと評価は甘めですが。

(2008.09.25記)
(2009.03最終入湯)


観光客が集まる副港市場の上にあり、さもありがちな日帰り入浴温泉です。


港を望む窓に面したのが中温浴槽で、右に少し写っているのが高温浴槽です。


露天風呂からは稚内港と宗谷岬方面を広々と見渡すことができます。