礼文温泉 礼文うすゆきの湯 番外編 揚湯のためのポンプ施設が完成

−温泉のポンプ小屋だけの番外編です−

●これまで礼文島には温泉がなく、島内での温泉は礼文島の悲願でもあったようです。礼文町では島内での地質調査を進め、香深から元地に向かう沢筋に可能性を見出し、温泉ボーリングを進めてきました。そして、平成20年1月24日に地下約1300mでの温泉湧出に成功しました。平成20年9月には湧出施設(ポンプ)が完成し、5日から給湯ができるようになりました。

●道道脇に小さなポンプ小屋が置かれ、以前のボーリング施設は撤去され、砂利が敷かれた綺麗な更地となっています。ポンプ小屋の裏に回ると、給湯口が2つあり、上には成分分析書が掲示されています。管のレバーをまわすとゴボゴボと暖かいお湯が出てきます。

●無色透明のお湯ですが、無色透明ですが仄かな硫化水素臭がします。手触りの感触はすべすべ感があり、滑らかなお湯です。道北という土地柄、単純泉か臭素臭や油臭のある泉質を想像していましたが、硫化水素集の香るお湯であることは意外でした。近くにバスタブを置きたいところです。

●平成21年秋にはフェリーターミナル近くに入浴施設が完成するそうですが、源泉の素性がとてもよいので、循環ろ過と塩素殺菌の無縁の浴槽を一つで良いから作って欲しいと願っています。

(2008.09.28記)


温泉ボーリングにより、念願の温泉を掘り当てポンプ小屋が完成しました。


ポンプ小屋の右側に回ると給湯口らしきものが2つ見えます。近寄ってみましょう。


町民還元用でしょう。蛇口が2つあり、上には成分分析書が掲示してあります。