湯本温泉 雪秩父 日帰り施設となり利用者多し

●懐かしのロッジ・チセハウスがとうの昔に閉鎖され、国民宿舎であった雪秩父も日帰り温泉施設となってから長い年月が経ち、ニセコ湯本温泉はずいぶん雰囲気が変わりましたね。リニューアルしてからは訪れていなかった雪秩父で久しぶりに湯浴みしました。まだ新しさが残る建物の外観は、もはや以前の面影はなく、ごく普通の日帰り温泉施設です。

●男性浴室には内湯が2つ、それに窓の向こうに露天風呂が2つあります。館内の案内図を見ると男湯より女湯の方が露天風呂が充実しているようです。以前は源泉の異なる浴槽があり、複数の泉質を愉しむことができたと記憶していますが、現在では4つの浴槽はどれも同じ源泉のようです。また、内湯の奥の浴槽の湯温はやや高めですが、ほかは温めの温度設定になっていました。

●どの浴槽も豊富な硫化水素臭に焦げ臭、噴気臭、微アブラ臭を伴い火山性らしい温泉を楽しむことができます。白濁したお湯は透明度50cmくらいで、少し舐めてみると苦みとアブラ味がします。見た目ほど酸味は強くありませんが、目に入ると沁みます。最初はキシキシ感とスベスベ感が拮抗しますが、後にはキシキシ感が勝ってくる浴感です。でも、浴後の肌はスベスベになりました。

●利用者がとても多く、入浴マナーの低下が少し心配です。

(2017.11.19記)


内湯は温度の異なる2つの浴槽。全般にやや温めの温度設定になっていました。


開放感のある露天風呂には2つの浴槽があり、手前にある楕円形の露天風呂です。


奥にあるもう一つの四角い露天風呂です。泉質はどの浴槽も同じものです。