●昆布温泉にある昔からの元和風旅館です。道道から少し山側に入り、奥まった場所にあります。玄関付近の落ち着いたたたずまいと、古いながらも行き届いた清潔感が魅力です。
●昔、混浴だった浴室は男性用となり、別に女性用の浴室が設けられていますが、湯船に直接注がれる内湯は本当に落ち着きます。内湯はやや熱めの湯船と、少しぬるめのやや大きい湯船に仕切られています。薄茶色のぬるめのお湯に使っていると、いつの間にかウトウトしてしまう、そんな名湯です。なお、内湯はやや深いので注意しましょう。
●滝見の湯と名づけられた露天風呂もそれなりに魅力的(特に冬!)なのですが、私はやっぱりこの内湯が好きですね。でも、露天風呂は四季折々の風情があり、人気の程度がよく分かります。
●茶褐色のお湯は肌にはキシキシ感ですが、浴後はなぜか肌がスベスベになります。土類系のお湯からは適度な芳香があり、その鮮度の良さが伺えます。
●鯉川旅館は、宿の人の応対が丁寧で、料理がとてもおいしい宿で、私のお気に入りの湯宿でしたが、2017年3月末で旅館業をやめられてしまい、本当に残念です。でも湯の良さは変わりません。
(2017.05.03追記)
※大変残念ですが、2018年3月より休業となりました。
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ちょっと奥まったところにある渋めの温泉旅館でしたが、今は日帰り専門です。
湯治場の時代を髣髴させる内湯がとても良いのです。浴槽は深いのでご注意を。
露天風呂からはちょっとしたナメ滝が見え、解放感があります。冬がおススメ。
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