●占冠村の北にある小さな温泉です。国道237号の民家の全く見当たらない山の中にあり、唐突にある案内標識に誘われて、少し山あいに入ったところにあります。思いのほか、明るい丘の上にあるといった印象です。
●男女別の小さな内湯があるだけの質素な温泉です。浴槽へのお湯の注ぎ口が”熊の口”であるところが、この地域らしくユニークで良いです。
●成分分析書をみると、カルシウムイオンがかなり多い冷泉であることがわかります。しかし、残念なのが循環ろ過されていてカルシウムの痕跡がほとんど見られません。幸い嬉しいことに、サウナ用の冷水は源泉をそのまま注いでいるので、源泉をじっくりと観察することができました。ほんのり薄茶色に濁った源泉は、塩味で独特の渋みのような味を感じました。塩素臭もあまりせず(循環で塩素臭がしないということは逆に問題もあるのですが)、心地よく入浴を楽しむことができました。
(2007.01.07記)
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うっそうとした静かな山あいに、ひっそりとある温泉です。
小さな内湯がひとつあるだけすが、割合に落ち着く浴室です。
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