●旭岳ロープウェイに向かって左側にあるロッジです。多少年季の入った建物の周囲には多くの薪が積まれているので、車を停める場所に少し躊躇します。薪ストーブのあるロビーには数多くの山道具や山スキー道具などが置かれとても良い雰囲気です。木の重厚なテーブルもいいし、特に奥にある丸太を2/3残して刳り抜いた長椅子は一見の価値です。
●内湯と露天風呂がありますが、この2つは離れています。露天風呂は玄関から食堂を抜けて建物の裏に回ります。溶岩が山積する地形とロッジの階下の構造を活かした露天風呂は洞窟の中にあるような感じで良い雰囲気を醸し出しています。なお、露天風呂は一つなので譲り合って入浴する必要があります。
●男女別の内湯は、白壁に板を貼り付けた面白いゼブラ模様の壁になっています。独自源泉のお湯は露天風呂も同じで無色透明で湯華が豊富で、湯口や浴槽の縁にカルシウムが付着し始めています。味もカルシウムが目立ちますが後味に苦味を少し残すのはマグネシウムも多いからでしょうか。あと、僅かなアンモニア臭も感じました。旭岳温泉の湯は総じてカルシウムが豊富なせいか、泡立ちが悪いのも特徴です。
●気になるところとしては、食堂は2008年12月30日で営業を止めるとのことで、名物のラーメンも今年限りということです。
(2008.05.30記)
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玄関前に大量の薪が積まれたロッジで、「ラーメン」の暖簾が目印でした。
穴ぐらの奥に広がるような露天風呂はムード満点のロケーションです。
桂材を使った内湯はこじんまりとしていますが、静かで落ち着くものです。
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