高原温泉 大雪高原山荘 紅葉で有名な高原沼への入り口

●高原温泉を訪れるのはかなり久しぶりです。国道273号からダート道を入り、道標に従いかなり奥に入ります。周りが開けて文字通り高原状の景色が広がると、目の前に大雪高原山荘が建ちます。高原沼や大雪山への登山口でもあり、登山者の姿が多い場所です。

●男女別の内湯では、やや白濁したお湯が洗い場に溢れています。見た目どおりに硫黄臭が香る温泉ですが、思ったほどキシキシ感は強く感じませんでした。それでも分析書を見ると、pH2.67の強い酸性のお湯で、口に含むとはっきりとした酸味を感じます。また、強い焦げ臭も感じます。硫黄臭に隠れて、特徴的な刺激臭を感じますが、これはアンモニアが含まれているためでしょうか。

●以前は内湯だけでしたが、露天風呂も設けられています。四角い浴槽には、やはり白濁したお湯が注がれ、硫黄臭が漂います。開放感もあり、大雪山の平ヶ岳から忠別岳への稜線が垣間見えました。なお、高原温泉のお湯は加水されています。

●地図上では山奥の静かな湯浴みが楽しめそうですが、登山客が多いので意外に混んでいたりします。高原沼を訪れるのも魅力的ですが、ヒグマ情報センターの指示に従いましょう。

●なお、営業は6月上旬から10月初めまでです。

(2008.06.30記)


長い砂利道の先に、大雪山の景色が広がる明るい場所に建っています。


陽光が注ぐ明るい内湯では、白濁したお湯が洗い場に流れています。


露天風呂は開放感があり、ちょっと背を伸ばすと表大雪の稜線が見渡せます。

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