瀬戸瀬温泉 セトセ温泉ホテル 希薄な泉質もまた特長なり

●旧丸瀬布町の瀬戸瀬からほどなく山中に入った先にある一軒宿の温泉です。地元客と思しき入浴客の車が多く停まっているので少し意外でした。

●受付の右奥にある浴室は、男女別の内湯があるのみです。脱衣所から階段を降りたところにある浴槽は、なんとも曲線がきれいなひょうたん型で、ひょうたんのくびれ部分から透明な湯が注がれています。お湯は無色透明で、味も匂いもなく、穏やかな浴感に特徴があります。また、多少のアルカリ性のためツルツル感も少しあります。

●泉質分析書を見ると、温泉成分があまりにも希薄なことに驚きます。温度は高いものの、成分的にはもはや”軟水”といえるでしょう。いわゆる銘水よりも成分の薄い温水ではないでしょうか。

●純水にも近い成分の温泉ですが、逆にこれが非常に柔らかな浴感を生み出し、つい長湯してしまいます。また、カランのお湯も温泉であることや、飲泉にも適して飲みやすいところがいいですね。

(2007.11.01記)


瀬戸瀬の集落から山中に入り、瀬戸瀬山のふもとにある温泉です。ホテルってのは言いすぎかな(笑)。


ひょうたん型の内湯が特徴で、透明なお湯が溢れています。なんとも柔らかい浴感がいいです。

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