北見温泉 三光荘(ポンユ) 透明で新鮮な湯が溢れる

●北見温泉との名がついていますが、留辺蘂市街の近くにある温泉です。国道39号のJR跨線橋の近くにあるので、とても分かりやすい場所です。浴室の手前には「ぽん」と記された「ゆ」の暖簾があり、これがシンプルでなかなかいいです。

●浴室に入るとふんわりと硫化水素臭が香り、温泉好きの琴線に触れます。2つある浴槽は、手前の小さい方が以前からある1号井のお湯、奥の広い方が新しい2号井のお湯です。2つの源泉のお湯を混合することなく、それぞれが楽しめる浴槽を設けているのは嬉しい限りです。

●1号井の方が僅かに匂いが強いように感じますが、ほとんど同質の温泉と考えてよいでしょう。お湯は青く見えるほど澄みわたっていて、浴槽の縁から気持ちよく溢れています。また、1号井の方が泉温が低いため、かなりぬるめの温度なので、かなり長湯ができます。お湯はどちらもアルカリ性なので、結構なツルツル感があります。なお、浴槽の縁の上は非常に滑りやすいので、注意しましょう。

●浴室の入り口付近には飲泉口もあり、コップも置かれています。はっきりとした硫黄の味がありますが、飲みにくいものでもありませんでした。

(2007.04.10記)


国道沿いの、広い庭園の中にある湯宿ちょっとした鄙び感はあります。


昔からあるぬる湯の方、硫化水素臭が立ちこめ、とかくお湯が新鮮です。


2号井の浴室の方がお湯の温度が高く適温レベルで、こちらもお湯が新鮮です。