●平成の市町村合併というのは土地勘の利かない没個性的な町村名だけでなく、古い町村の位置を希薄にしてしまいますね。この楠目温泉も東藻琴村の市街地付近にあるといえば分かりやすいのですが。ただ、付近に看板はなく少し迷いやすいかもしれません。ヒントはセブンイレブンです。
●温泉民宿というより業務用の地元旅館といった感じの建物で、１階に思いのほか広い浴場があります。地元の公衆浴場としての役割を担っているのでしょうか、地元の方がそれなりに出入りしています。
●浴室には大小の浴槽があり、無色透明のお湯が溢れています。とろみを持った浴感で、多少のツルツル感を感じることができます。口に含んでも同じような感じで、無味無臭ですがツルンとした感触があります。
●浴室に照明がないので夜間はどうしてるのだろうかと不思議に思いましたが、脱衣所に強烈なスポットライトがあるようで、これで照らしているのでしょう。穴場的温泉で時を忘れたような湯浴みの楽しむことができました。
（2007.08.06記）
※残念ながら2014年頃に廃業したようです。
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東藻琴村（現大空町東藻琴）の町近くに、ひっそりと建つ温泉民宿です。少し分かりにくいかもしれません。
暗めの内湯だけの温泉ですが、透明な湯がふんだんに注がれています。写真には映っていませんが、この左には少し熱めの小浴槽があります。
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