●斜里町ウトロから少し離れた高台にある温泉です。名称から想像できるように、キャンプ場内にある日帰り入浴施設で、「しれとこ自然村むらの湯」と名付けられています。シーズンなら、キャンプしている人々を横目に玄関を入ることになるでしょう。
●ここの温泉のウリは入浴しながらオホーツク海を眺めることができることでしょう。大きな窓に面した内湯からもガラス越しに海が望めます。V字の谷間から見る海は、かえってウトロの町並みや眼下の国道を隠し、自然味ある眺めとなっています。
●木製の内湯は2つに分かれていて、片方がやや熱めで、もう片方がほぼ適温になっています。洗い場に比べて浴槽を大きく取ってあり、主役はあくまでも温泉であることを主張しているようです。
●窓の向こうの露天風呂は岩風呂風になっていて、湯加減もちょうど良く海を眺めながらついつい長湯してしまいそうです。
●カルシウムを豊富に含むお湯は笹にごり色で、浴槽の縁に堆積しアートを描きつつあります。口に含むと、そうですね、知床らしく昆布茶味です。
(2007.08.26記)
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ウトロの喧騒から離れ、高台にあるキャンプ場内にポツリとある温泉です。
大きな木の浴槽が鎮座する内湯からも窓越しに遠くのオホーツク海が見えます。
内湯の窓の外にある露天風呂は、カルシウムが堆積しています。
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