筒井温泉 国際ホテル筒井 高温と低温の2つのモール泉

●十勝川温泉の一つのホテルとして案内されていることが多いようですが、十勝川温泉街からは離れた長流枝内川沿いにあります。周囲に畑が広がる中で、大きな建物が不釣り合いにさえ見えます。

●ひと昔前の温泉ホテルの外観ですが、割合に地元客の日帰り入浴が多いようです。大浴場は思ったほど広くはなく、主浴槽にラドン浴槽、サウナに水風呂、それに露天風呂もあります。源泉は2本あるようで、ひとつは泉温44℃、もうひとつは泉温29℃で、どちらもモール系のお湯です。

●泉温の高い方の源泉は内湯の主浴槽に利用され、薄茶色のモール泉で多少のツルツル感があります。こうしたモール系特有の浴感のほかは、匂いや味を特に感じませんでした。

●泉温の低い方の源泉は浴用加熱して露天風呂に利用されるほか、そのままとサウナ用水風呂に利用されているようです。露天風呂のお湯は主浴槽と同じように薄茶色のモール泉ですが、ツルツル感が際立って感じました。また、湯口付近では気泡が含まれています。

●サウナ用水風呂は、さらに際立ったツルツル感があり、他の浴槽では感じなかった硫化水素臭がわずかにしました。温度が低くて冷やっこいのですが、このお湯(水)が一番印象的な浴感でした。

(2009.10.08記)


十勝ののんびりした田舎の風景の中、大型の温泉ホテルがポツリとあります。


湯気の立ちこめる内湯は、薄茶色のツルツルしたモール泉が注がれています。


四角い露天風呂からの景色は乏しいですが、ぬる湯で長湯向きでした。

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