南幌温泉 ハート&ハート かつての混雑はないが塩素残念

●今では日帰り温泉施設が各市町村に乱立する空知地方にあっては、南幌温泉は比較的古い方の温泉施設です。札幌から近く、以前は相当混雑していましたが、周辺地域での日帰り入浴施設の競争激化によって、昔の芋洗い状態ではなくなっているように感じます。

●当初からある浴室に加えて、日帰り専用の浴室を増設した経緯もあり館内は少し複雑です。昔はその2つの浴室の行き来はいったん服を着て往復する必要がありましたが、今では浴室外の長い廊下でつながっていて便利になりました。ただし、その廊下は冬は結構寒そうです。

●日帰り専用の受付正面にある浴室がメインで、温泉となっているのは主浴槽と打たせ湯からなるもうひとつの浴槽です。お湯は薄茶色の強塩泉で、わずかに臭素臭を感じます。感覚的には海水に近い浴感ではあるものの、すべすべ感もあります。循環ろ過ではないのですが、塩素殺菌しているのでわずかに塩素臭も知覚できます。

●長い廊下でホテル側の浴室にもいけますが、こちらは露天風呂だけが温泉で、内湯は温泉でなく真湯です。また、通路の途中には樽の露天風呂があり、雰囲気もさながらお湯も新鮮なので、気持ちが良いものです。この樽湯だけはオケ2を付けても良いかな、と思いました。

(2008.11.08記)


内湯は一般的で、温泉は広めの主浴槽と打たせ湯が備わった浴槽の2つです。


長い通路の先の浴室(この浴室は温泉ではない)にも露天風呂があります。


通路の途中にある樽の露天風呂はとても良い雰囲気を醸しています。


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