長沼温泉 長沼温泉 掛け流しの強塩泉だが

●長沼町の市街地の東側にある公共系の温泉施設です。この手の温泉施設としては、割合に古くからある方かと思います。地元や札幌圏から多くの人が訪れ、週末は混雑していますね。

●何度か増築を重ねてきた館内の廊下をたどり、男女別の広い浴室にたどり着きます。玄関は新しい建物にありますが、浴室は古くからある研修センター内にあります。宿泊するなら、施設は古いですがこちらの旧館(?)の方がリーズナブルです。

●増改築を重ねているためでしょう、浴室の構造は割合に複雑です。2つある入り口から入った浴室は、正面の窓際に主浴槽があり、壁際を中心にカランが並んでいます。その左手(男湯の場合)が一段低くなっていて、ジャグジー湯もある浴槽があり、ここにもカランがあります。この部分はおそらく後から増築したものでしょう。さらに、ここから扉を開けると先の主浴槽の向こうの露天風呂に出られます。

●長沼温泉は、豊富な湯量に任せて、これらの内湯や露天風呂を掛け流しにしています。温泉のお湯は黄緑色に濁り、多少の湯華を確認することができます。泉質的には強塩泉で、成分総量が20gを超える立派なものです。強い塩分を感じるほかは特にインパクトを感じない・・・、というのは厳しすぎる評価でしょうか。味としては、ほとんど海水に近いように感じます。

(2009.12.24 加筆修正)


長沼町市街地の東側にあり、周辺は公園になっています。


大き目の窓に面した主浴槽がある浴室に続いて、その左にはもうひとつ浴槽があり、複雑な形状をしています。



岩風呂風の露天風呂です。少しこじんまりとしていますが、多少開放感があります。

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