湯の元温泉 湯の元温泉旅館 鉱泉の面影なく塩素臭強し

●道道岩見沢三笠線を三笠から桂沢湖の方に向かい、トンネルを抜けた左下に見える青い屋根の温泉です。以前は道路沿いでしたが、トンネルが開通してからは、その先の左の坂道を下るようになりました。交通量の多い道路沿いにあるので、訪れる入浴客は割合に多いようです。

●ロビー正面の階段を上った先に男女別の浴室があります。建物の割には浴室は真新しく、最近改築したように感じられます。それほど広くはない浴室の奥には、無色透明のお湯を湛えた内湯が、窓の向こうには小さな露天風呂が併設されています。

●覚悟はしていましたが、循環ろ過&塩素殺菌で、著しい塩素臭が立ち込めています。内湯は僅かにタマゴ臭が漂う瞬間があるのですが、すぐに塩素臭にかき消されてしまいます。露天風呂はさらに塩素臭が強く、私はすぐに退散してしまいました。水道水のお湯ではないかと思いましたが、受付に聞くと一応温泉だそうです。入り口すぐの冷水やカランのお湯は、もしや?と思いましたが水道水のようです。

●成分分析書には、泉質が「単純硫黄冷鉱泉」、知覚的試験には「硫化水素臭」の文字が書かれているのが恨めしく感じました。源泉の使い方に多少は期待しましたが、ちょっと残念です。

(2010.09.09記)


だいぶ前に付け替わった道道から見下ろすように青い屋根が見えます。


小さめの内湯では、塩素臭の合間にわずかだけタマゴ臭が垣間見えるが。


あまりにも塩素臭が強いので、露天風呂はただの水道水かと思いました。


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