江部乙温泉 えべおつ温泉 強塩泉から泉質が様変わり

●滝川市江部乙の市街地、と言うよりJR江部乙駅のすぐ近く、といった方が分かりやすい位置にある温泉です。目の前を函館本線が走り、こうした線路脇の温泉も道内では珍しいものです。温泉ホテルではあるのものの、日帰り利用の地元客が頻繁に出入りし、地域密着の公共浴場としての性格が色濃いものがあります。

●以前は、体にガツン!と来る強塩泉だったと記憶しているのですが、いつしか体にマイルドな泉質に変わっていました。青白くさえ感じられたあの塩分の濃さはすっかりなくなり、多少鉄分を感じるものの、肌への感触が穏やかな単純泉になってします。前に受付で聞いてみましたところ要領を得ない回答でしたが、経営者が変わったこと(3人目)を聞きました。成分分析書では2号井となっているので、新しい源泉を掘削したことによるのかも知れません。

●入り口付近には冷鉱泉と源泉浴槽の2つがあり、源泉浴槽は冷たく感じるくらいの温いお湯ですが、意外と気持ちの良いものです。冷たさに我慢していると、やがて体が馴染み肌から心地よさが伝わってきました。私は意外に気に入りました。

●従来の強塩泉の感触を懐かしみつつも、地元客で賑わう公衆浴場らしさが微笑ましく感じます。

(2007.04.02記)
(2015.12.23追記))


江部乙駅のすぐ近く、函館本線の線路を目の前にした温泉旅館です。


浴室の奥に2つの浴槽が鎮座し、左が適温で右が高温湯になっています。



出入り口横のサウナ手前には、温度の低い源泉浴槽と冷鉱泉があります。

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