●ニセコ南西側の静かな山麓にある一軒宿です。道道に大きな看板があるので迷うことはないでしょう。向かいの建物にある「壊れている?」と思うほどボロい自販機で入浴券を購入します。
●混浴の「にごり湯」と男女別の「透明湯」の2つの浴室があります。「にごり湯」は脱衣所も一つなので、女性にはちょっと入りにくいかもしれません。
●木製の「にごり湯」はややうす暗く、洗い場のスペースはあまりありません。黄色っぽい褐色のお湯が静かに溢れています。浴槽が深い上に、浴槽の底には大きな石が点在しているので注意しましょう。そうです、ここは源泉の真上にそのまま湯船が造られています。浴槽のあちこちから気泡が立ち上り、体が炭酸に包まれます。お湯は温めなので、かなり長湯できます。割合に、キシキシ感のお湯です。
●「透明湯」も源泉の真上に設けられ、足元は石がゴロゴロしています。ここも深いので、プールのような梯子が片隅に取り付けられています。青白く微かに濁ったお湯は、香り豊かで炭酸も多く新鮮です。湯量はこちらの方が多いようで、個人的には肌への感触が抜群でした。お湯は同じく温めです。
●お湯の新鮮さを実感できる素晴らしい温泉と再認識しました。宿の近くには、とても野趣あふれる露天風呂もあります。これはもっと温いお湯です。
(2010.10.06記)
※残念ながら閉館となりました。
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ニセコの喧騒を離れ、静かな山中で相変わらずの鄙び感が特徴です。
混浴の濁り湯はシックな造りで、足元から源泉が湧き出しています。
男女別の透明湯も、足元から湯が湧き、豊富な炭酸が弾けた特徴的な湯です。
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