鶴亀温泉 鶴亀温泉 循環となったが食塩泉は健在

●少し前に建て替えられた鶴亀温泉の建物が以前から気になっていました。国道5号から見える建物はちょっとモダンなデザインです。駐車場にはいつも多くの車が停まっていて、余市の街からも近いので地元の人たちの人気が高そうに思えます。

●建物の1階がロビーと食堂で、浴室は階段を上った2階にあります。外観はちょっと変わっていても、浴室の構造はごく一般的で、高温湯、低温湯、ジャグジー、それに露天風呂2つといった構成です。お湯は高温湯にまず注がれ、そこから低温湯に流れ込んでから排湯される仕組みになっています。浴槽の底には吸い込み口があるので、循環掛け流し併用式なのでしょう。

●低温湯はジェットバスも備わっているので、お湯の酸化が進み赤茶色に濁っています。高温湯の方がやや透明感が残っています。すなわち、高温湯の方がお湯が新鮮ということですね。お湯を少しなめると、塩分が強く、少し苦みもあります。まるで海水のようですね。

●露天風呂は高温湯(40℃)と低温湯(38℃)の2つがあります。高温湯は浴槽の中で加温していますが、低温湯は加温していなく、その差が温度差になっているのでしょう。いずれもキシキシ感のお湯で、食塩泉らしく浴後は体がとても温まります。なお、以前の鶴亀温泉の記事はコチラをご覧ください。

(2011.11.04記)

※2020年4月にいったん閉館しましたが、同年9月頃に再開されました。


以前の建物の隣に、四角いモダンなデザインの外観が異彩を放っています。


高温湯と低温湯に、真湯のジャグジーと建物の中は没個性的な温泉施設です。


写真の露天風呂のほか、かなり温めの露天風呂も隣に設けられています。