新見温泉 新見本館 露天風呂が大人気

●平成28年3月末日で閉館となる新見本館の記事を載せても仕方のないところですが、記憶だけでなく記録にとどめておこうという趣旨で記事にまとめます。だいぶ以前に宿泊したことがありましたが、閉館予定のニュースを聞きつけて、ようやく時間を作ってやってきました。もう一軒の新見温泉ホテルは、同じく3月末で経営者が変わるとのことです。新見温泉を支えた2つの湯宿が時を同じくして歴史を閉じるのは寂しいことですね。

●前置きが長くなりましたが、玄関ロビーの左手奥に第一浴場、右手奥には第二浴場があります。第一浴場は人気の大露風呂と明るい内湯、第二浴場は蒸し風呂や打たせ湯を備えた湯治場風情があり、趣の異なる2つの浴場が特徴です。

●第一浴場は1号源泉と2号源泉の混合泉で、第1浴場は1号線のみを使用しているようです。実際の浴感は両者に差はほとんどなく、どちらも新見温泉らしい無色透明の穏やかなお湯です。それでも第二浴場の蒸し風呂に入ると、弱い焦げ臭が鼻をつくので、やっぱ火山性の温泉だと感じます。

●開放感のある露天風呂は景色も良く、温めで長湯向きで、混浴の広い岩風呂なので、混み合うことが多いようでした。こうした浴場が閉鎖されることは、悲しいことです。

(2016.03.21記)

※本文のとおり、2016年3月で閉館となりました。


道道から左に折れたすぐ先にある温泉宿で、割合に館内は広かったです。


第一浴場の露天風呂は、広く開放感があり、とても人気がありました。


第二浴場は昔からの湯治場の趣を醸し、泉質重視ならこちらでしょうか。