●ニセコのヒラフスキー場近くにある高級コンドミニアムです。季節によっては日帰り入浴を受け付けているので訪れてみました。簡素でシックなロビーには人影は少なく、たまに外国人が出入りする姿を見かける程度です。ロビーで椅子に座り、そのあたりに置かれている雑誌を手に取ると、どれもこれも英文雑誌で、変な緊張感を覚えました。
●男女別の浴室は受付のすぐ奥にあります。脱衣所と浴室の間はガラス張りなので、脱衣場から浴室が丸見えです。浴室は決して広くはありませんが、全体的に暗めでシックな造りで、とても静かで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。また、大きなガラス窓の向こうには露天風呂もあります。
●湯使いは掛け流しのようで、やや褐色に濁ったお湯が縁から静かに溢れています。土類系のお湯からは甘いような香ばしい匂いがします。少しなめてみると明確なサビ味を感じました。また、茶色い湯の華が舞っているのが確認できます。
●清涼感のような浴感を伴うお湯は、穏やかに感じます。今回は時間なく慌ただしい湯浴みとなってしまいましたが、それでも湯上り後の汗がなかなか引きませんでした。他に入浴客は誰もなく、穴場的存在かもしれません。
●部屋数50室未満のホテル部門でスキーリゾートとして2年連続世界一の表彰を受けたようで、その賞状やトロフィーがロビーの一角に並んでいます。一度宿泊してみたいですね。
（2016.10.10記）
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ザ・ヴェール・ニセコの外観は、まるで大きなマンションのような建物です。
浴室はそれほど広くありませんが、暗めの照明でシックな空間となっています。
露天風呂は外気にさらされている程度で、屋根も壁もあり景色はありません。
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