湯ノ岱温泉 国民温泉保養センター 炭酸含み2種の源泉が素晴らしい

●湯ノ岱の集落から天の川を渡り、手前にあるのが「湯岱荘」、続いて奥にある体育館のように大きな建物が「国民温泉保養センター」です。

●浴室は広く、石組みの浴槽が窓際に3つ並び、入り口側から42℃、38℃、35℃と表示され、微妙にお湯が違うことが一目でわかります。カランは反対側の壁沿いに並び、浴室の奥には打たせ湯(1号井)があります。飛び散った温泉成分により、打たせ湯の壁は析出物で凄いことになってます。

●手前の42℃浴槽は一番広く、黄褐色の湯が溢れています。2号井源泉を加水及び加熱での利用ですから、多少酸化が進んでいるということでしょうか。炭酸はほとんど飛んでいて、サビ臭がします。

●真ん中の38℃浴槽も2号井源泉ですが、加熱や加水はないので、青味がかった薄濁り色を呈しています。3つの浴槽の中では最も透明感があり、豊富な炭酸分で体中に気泡がまとわりつきます。サビ臭、弱硫化水素臭を含む豊かな芳香があり、個人的にはこのお湯の感触が最も良く感じました。

●最奥の35℃浴槽は、1号井源泉との案内ですが、もう一つの湯口もあり、おそらく2号井源泉との混合と思われます。38℃浴槽より少し濁り、こちらは多少のキシキシ感もあるようです。豪快に気泡風呂となっているのは、少し余計かなと思います。

(2010.09.02記)


天の川を渡ったところに、割合大きな国民温泉保養センターがあります。山あいの割には、地元の入浴客がポツリ、ポツリと訪れています。


奥行きのある浴室には、手前から42℃、38℃、35℃の浴槽が並びます。


1号井源泉と(おそらく)2号井源泉の混合と思われる35℃浴槽です。この後ろに打たせ湯があります。

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