湯の川温泉 一乃松 料理自慢の温泉旅館

●湯の川温泉の中にあって、料理に力点をおいた和風旅館として特徴を出している温泉旅館です。日帰り入浴はできませんが、宿泊の機会を得たのでそのレポートです。

●1階の階段両脇に男女別の浴室があります。一方が「聚楽壁」、もう片方が「檜の湯」で、どちらにも小さな露天風呂が併設されています。また、「檜の湯」に比べて「聚楽壁」の方がやや広くなっています。どちらの浴槽も循環ろ過併用方式なのが残念ですが、露天のみゆるい掛け流しのようです。そのため、露天の方が少し湯質が優れるようです。

●お湯は無色透明で軽い塩味、微カルシウム臭とミズゴケ臭を感じます。成分分析書を見る限り、組合が管理する混合源泉かと思います。料理や接客は申し分のない和風旅館ですが、温泉にも力を入れてもらえると嬉しいと思いました。

(2020.09.13記)


「聚楽壁」と名付けられた浴室は、湯使いは残念ながら半循環のようです。


併設されている露天風呂は、ゆるい掛け流しになっているように思えます。

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