●小さな温泉宿が身を寄せ合うように佇む長万部温泉の一角に「公衆浴場」の表示を掲げた長万部温泉ホテルがあります。玄関を開けると、温泉宿というより、文字通り公衆浴場らしい造りです。
●浴室には1/4扇形の高温湯と円形の主浴槽が並んで中央に鎮座しています。高温湯は2人だと狭いくらいの大きさです。また、入り口横には打たせ湯があり、強弱を繰り返しながら湯が落ちています。
●このお湯は油臭が漂うことと、湯上がり後の肌のしっとり感が魅力です。仄かに緑がかった透明湯で、ややツルツル感があります。高温浴槽では油臭よりも、堆肥臭のような匂いが混じるところが不思議ですね。また、はっきりとした塩味で、薄い昆布だしのような味わいがありました。
●旅館側の玄関の大量の招き猫は圧巻ですし、食事もボリュウムあるという噂なので、今度はゆっくり宿泊してみたいと思いました。
(2010.04.05)
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長万部駅の裏にいくつかの温泉宿が軒を連ね、その中の一軒です。
公衆浴場としての性格が強い内湯は、油臭が漂い、湯桶やイスも整然と片づけられていて、気持のよいものです。
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