●大舩温泉の下の湯は行くのに、その先の上の湯にはこれまで行ったことがありませんでした。下の湯から程なく大きな建物の「函館ひろめ荘」が見えてきます。その建物の一角が「南かやべ保養センター」です。施設的には「函館ひろめ荘」と一体化しており、日帰り利用でもこちらの玄関から入ります。
●よく見かける公共温泉に近い浴室で、二方を大きなガラス窓に囲まれた明るい内湯と露天風呂があります。この温泉では「重曹泉」と「硫黄泉」の2つの源泉がウリとなっています。内湯の浴槽が「重曹泉」で、露天風呂が「硫黄泉」です。
●「重曹泉」はわずかに濁ってはいますが、ほとんど無色透明と言っても良いでしょう。カルシウム臭が香り、多少のトロミ感もあります。右の写真の主浴槽のほか、寝湯とサウナも備わっています。
●一方「硫黄泉」は硫化水素臭が強く白濁したお湯です。湯上がり後も長く体に硫化水素臭が残ります。湯の華も多く、多少の酸味があるお湯です。キシキシ感ではなく、意外にもスベスベ感を感じました。温泉としてのインパクトはこの「硫黄泉」の方があるので、こちらの方が人気がありそうです。
●宿泊客専用浴室はコチラをご覧ください。
(2010.06.01)
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南茅部の市街地から山奥に行くと、ほどなく立派な温泉施設に行きつきます。
内湯はほぼ無色透明の重曹泉。明るい造りの浴室です。
右手の屋根のある浴槽は温めで、左の浴槽はちょっと熱めの温度です。
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