貝取澗温泉 あわび山荘 いい混浴だったのですが

●旧大成町の国道229号の海沿いから少し陸側にはいったところにあります。かつては日帰りと宿泊で入り口が異なりましたが、今はホテル側の玄関に統一されています。現在は、温泉ホテルというより、地域の公衆浴場としての色彩が濃くなっています。

●昔は、窓に沿って細長い混浴の岩風呂で、なんともいえないいい雰囲気のお気に入りの内湯でした。その後、男女別に浴室が仕切られ、露天風呂も設けられるようになりました。最近のご時世ゆえ、仕方ないかもしれません。また、かつては大浴場のほか、別に内湯があり、けっこう気にいっていましたが、どうやらこれもなくなったようです。

●肝心の温泉は鶯色のような色合いで、浴槽に付着した温泉成分の影響で一見濃く見えますが、実際には僅かに濁った程度です。かつての混浴の名残である男女の仕切り板の下から勢いよく源泉が注がれ、湯量は豊富です。源泉を少しなめてみると、ややサビ味がしますが、穏やかな味です。肌への感触としては、弱いキシキシ感といったところです。

●名前の通り、夕食の名物は地元名産のあわび料理のようです。建物はちょっと古ぼけてきましたが、アワビ三昧もいいですね。

(2022.05.08追記)


外観はずいぶんと古くなってきましたが、温泉ホテルとして営業しています。


男女間が仕切られてしまったけど、長く広くて、落ち着く岩風呂です。


内湯の端を抜けて、丸い岩風呂の露天風呂にたどり着くことができます。

エリア情報に戻る