●青森県の東北町にある温泉です。中心市街地の乙供という街中にあり、広い駐車場を目の前に真新しい建物が聳え立ちます。東北地方にあって東北町というのは、あまりにも没個性的に感じますが、1963年の町制施行に伴い上北町に対抗して付けられた町名のようです。

●外観の大きな割には奥行きが狭い建物で、ロビーの向こうに大浴場があります。地元利用の公衆浴場としての色彩が強く、割合に混雑していました。浴室は手前にカランが並ぶ洗い場があり、その向こうに主浴槽があります。壁際には同じ大きさの高温湯、電気風呂、寝湯、子供風呂、水風呂が並び、サウナも併設されています。

●黒湯で有名なこの東北温泉のお湯は、確かに真っ黒で透明度は20cmくらいです。弱いツルツル感もあります。残念なのは主浴槽には強い吸い込み口があり、循環ろ過と思われます。ただ、高温湯や露天風呂は掛け流しのようです。そのためか、高温湯ではモール系らしい芳香があり、露天風呂では堆肥臭に似た香りが伴い、アブクが少々浮いていますが、主浴槽では香りが弱く感じました。お湯が黒いほかは、ほとんど味は感じません。

●なお、カランのシャワーは水道水ですが、カランのお湯は湧水を使用しているそうです。また、客室のあるフロアや食堂はどことなく病院の中にいるような雰囲気です。ただ、夕食に付いてきた小川原湖名産のシラウオの刺身はとても美味しいものでした。

(2010.01.07記)


東北町の乙供という中心街にある
真新しい建物の温泉です。


カランが立ち並ぶ湯気の向こうに
黒湯を湛えた主浴槽がありました。


主浴槽の窓の向こうに出て、階段を
上ると小さな露天風呂があります。