●和琴半島はキャンプ場先の露天風呂が有名ですが、その奥の共同浴場はあまり知られていないでしょう。和琴半島の遊歩道を左回りに進むと、湖畔の木陰に隠れるようにひっそりと建っています。
●簡素な脱衣所に内湯が一つあるだけです。浴室は一つだけですから、混浴もしくは男女で譲り合って利用することになります。3畳くらいの広さの浴槽がひとつあるだけで、カランはありません。
●やや青味がかった透明のお湯が湛えられ、静かに屈斜路湖に流れ出しています。浴槽の底は砂地で岩も見え隠れします。そうです、ここは屈斜路湖の湖底から湧き出る温泉の上に、そのまま共同浴場が建っているのです。底の一部にはスノコが敷かれ、じんわりとお湯が湧いていることが分かります。
●適度な焦げ臭のあるお湯には殆ど味はなく、湯の華が浮いています。なお、露天風呂と同じように、湖に通じる仕切り板を外すと、水圧が下がるため湧出量が増えて、お湯が熱くなるので注意しましょう。
（2009.11.07記）
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和琴半島の東岸の木陰に、隠れるように和琴共同浴場があります。
シンプルに浴槽は一つだけで、透き通った底からお湯が湧き上がっています。マナーを守っての利用をお願いします。
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