三香温泉 三香温泉 黄昏時の露天が美しい

●観光シーズンの和琴半島の喧騒をよそに、ひっそりと佇む温泉民宿です。三香温泉の露天風呂はいつしか有名になり、日帰り客も多くなりました。

●入り口が渡り廊下の途中にあり、日帰り利用の場合には入浴料を払った後、渡り廊下を突き抜けて露天風呂を目指します。この渡り廊下の一角が、なんとも風情あるロビーになっており、夕食後や朝食後には自然に腰を下ろして、落ち着いてしまうから不思議です。夜にはご主人の三上さんが近所の人や常連客とくつろいでいる姿も良いものです。

●私はあまり露天風呂を褒めることは少ないのですが、さすがにこの三香温泉の露天は素晴らしいの一言です。カランを設けず、大きな露天風呂一つで勝負しているのもよいし、木々の間から垣間見える屈斜路湖も良いし、適度に仕切られた浴槽は好みの温度の場所で何時間でも過ごせるのも良いです。特に、灯がともり始める夕暮れ時は、なんとも言えない味わいを醸し出します。

●温泉のお湯はほとんど無色で、ほんのかすかな硫黄臭と、ややはっきりした油臭があります。泉質的には和琴半島露天風呂に似ていますが、こちらは硫黄臭が少なく油臭の強さが異なります。

●夕食は比較的シンプルですが、大きなホタテの刺身がとても印象的でした。ちなみに、諸事情により年内で営業を止めるとのことです。非常に残念です。興味ある方は急ぎましょう。

(2007.05.11記)


のどかな湖畔にひっそりとたたずむ温泉民宿といった感じです。


落ち着いた林の中にあり、ゆったりと時間が流れる露天風呂は至福のひと時です。


宿泊者専用の内湯もあり、小さいながらも熱い湯が溢れ雰囲気は悪くないです。

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