●川湯温泉街の北端にある割合大きな温泉旅館で、川湯の中心街からは少し歩きます。「湯の閣」は草原の湯と名付けられた混浴露天風呂が有名ですが、あいにく冬期は閉鎖されています。その代わり、宿泊客は貸切露天風呂を無料で利用できます。
●大浴場は1階奥の廊下の先にあります。やや温めの主浴槽と小さめの高温浴槽があり、湯ただれの起こしやすい強酸性の湯のため真湯も設けられています。サウナや岩盤浴もありますが、私には興味ないところです。また、浴室の奥にはベランダ型の露天風呂も設けられています。男湯の露天風呂は正方形ですが、女湯は岩風呂のようです。
,●庭内には松・鶴・亀の貸切露天風呂があります。それぞれ予約制で45分間の入浴です。どれもこじんまりとした浴槽で、洗い場はありません。1グループ・泊につき1回の利用で、朝晩に異なる露天風呂に入るという贅沢はかないませんでした。
●pH1.9の強酸性のお湯は、パンチがありピリピリと肌に刺さります。どれも自家源泉の掛け流しですが、源泉投入量の多い高温浴槽の湯質が最良に思えました。ほぼ無色透明のお湯からは、硫化水素臭とわずかな油臭を感じました。なお、高温浴槽には飲泉口も設けられています。
●宿の応対やサービスは、北海道では一般的なレベルに感じました。なお、別館「池田屋」とはロビーや浴室、接客サービスは同じです。
（2011.01.16記）
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川湯温泉街の北端に位置し、別館「池田屋」を併設した温泉旅館です。
大浴場にある露天風呂です。内湯は湯気が多くて写真は撮れませんでした。壁のパネルは屈斜路湖の夕日です。
貸切露天風呂のひとつ「亀の湯」です。冬期は宿泊者は無料で利用できます。
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