川湯温泉 川湯ホテルプラザ 自家源泉を持つ温泉ホテル

●あまりにも没個性的な名前ではある「川湯ホテルプラザ」ですが、玄関横の自家源泉を持ち川湯らしいパンチのある湯質が楽しめる温泉宿です。川湯温泉の中心部に近く、足湯の目の前です。すぐ近くには川湯温泉の「公衆浴場」があります。

●脱衣所から浴室に入ると、まず目に飛び込んでくるのが上階にある「中温の湯」です。浴室は硫化水素臭に溢れ、わずかに濁っている湯がかけ流しにされています。「中温湯」の裏手にはカランが並び、「中温の湯」の横には「真湯」があります。pH1.73の強酸性の温泉なので、肌が弱い人はこの「真湯」で上がり湯をした方が良いでしょう。

●さて、「中温の湯」や「真湯」のある上階から階段を降りると、下階にはL字型に再び「中温の湯」「高温の湯」「低温の湯」が並んでいます。カランはなく、浴槽だけ並んでいるのが、泉質だけで勝負しているようでとても良いですね。「低温の湯」の奥には2条になって流れ落ちる打たせ湯があり、下に腰かけると両肩に当たる湯の刺激が心地よく感じます。

●自家源泉のお湯は、浴室に漂う匂いほど硫化水素臭が強くはありませんが、体に刺さるような力強さがあります。「中温の湯」の方がやや硫化水素臭が強いようにも感じました。また、飲泉口も設けられており、口に含むと舌が切れるような強烈な酸味です。入浴後は皮膚表面が溶けたようなスベスベ感がありました。良い温泉ですね。

(2009.04.20記)


脱衣所すぐの上階には「中温の湯」があり、既に硫化水素臭が十分に漂います。


階段下には、まず「中温の湯」、その向こうに「高温の湯」(結構熱い!)があります。


「高温の湯」のさらに奥には「低温の湯」があり、ゆっくりと長湯が楽しめます。

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