●天人峡温泉には4軒の温泉ホテルがありますが、忠別川を挟んで天人閣の手前にあるのが天人峡グランドホテルです。名称のイメージとは違って割合にこじんまりとした中規模のホテルです。
●浴室はフロントからエレベータか階段で降りた地下1階（少し暗い）にあります。内湯は四角い浴槽に薄い黄土色のお湯が溢れています。どちらかというとキシキシ感があり、サビ味もします。成分分析書を見ると天人閣の源泉とは異なるようですが、成分的には非常に良く似ています。ただ、こちらの方が色はやや薄く感じます。なお、内湯には冷水の小さな浴槽もありますが、どういう目的のものか不明です。
●内湯から外への扉を開けると、いきなり露天風呂があります。柱状節理が聳える大岸壁を目の前にする露天風呂ですが、屋根もあり周囲も板壁に囲まれているので、壮大な景色を眺めるというわけでもなく、開放感も少ないものです。
●循環ろ過も塩素殺菌もなく、加温も加水もない温泉です。天人閣よりも入浴料が安いので、お湯さえ良ければ構わない、という人にはお勧めできる温泉だと思います。
（2007.12.21記）
※残念ながら廃業してしまいました。
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道道の最後のトンネルを抜けたところに建っている中規模の温泉ホテルです。
湯けむりに霞む内湯の右半分は浅く、寝湯になっています。
内湯の扉を開けた先はもう露天風呂で、撮影的にはかなり辛いロケーションです。
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