白金温泉 白金の湯 かつての銀瑛荘は名を変え健在

●白金温泉の中心部を越えた先の道道左側にあった「銀瑛荘」が、いつしか経営者が変わり「白金の湯」となりました。大きな看板は付け替えられましたが、外観は当時のままで、小さな民宿のような宿として営業しています。受付で入浴料を支払い、左手奥の浴室を目指します。

●石のタイル張りの浴室には笹にごり色のお湯が静かに溢れています。浴槽の縁には堆積したカルシウムがアートを描き、年季を感じる内湯です。窓際にはさりげなくアンモナイトが飾られ、壁面に描かれたタイル絵も当時のままで健在です。

●銀瑛荘の時代と同様に源泉が浴槽の中から注がれているので、温泉が酸化しにくく、新鮮な白金温泉のお湯を楽しむことができます。茶褐色の濁り湯は土類系のキシキシ感たっぷりの温泉です。じっくり浸かっていると、なんともいえないお湯の香ばしささえ感じられます。

●窓の外の露天風呂も当時のまま残されています。中央の正方形の石は健在ですが、そこのあったアンモナイトは取り外されていました。また、屋根と塀があるため、開放感は少ないです。お湯は相変わらず温めで、長湯向きです。

●銀瑛荘時代の記事はコチラをご覧ください。

(2019.11.04記)


かつての緑色の大きな看板は、えんじ色の看板に変わっていました。


湯華模様の付いた趣のある内湯は今なお健在で、静かにお湯が溢れています。


真ん中の石の上にあったアンモナイはなくなっていましたが、雰囲気は同じです。

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