●美瑛から向かって行って白金温泉街の奥の左手にある公共温泉施設です。白樺荘などの並びにありますが、体育館や公民館のような外観なので、少し分かりにくいかもしれません。受付もこじんまりとしていて、広いロビーの照明はなぜか暗く、ちょっと怪しげな雰囲気を醸していました。
●階段を降りて左手にある浴室は、内湯だけの小さなものです。それでも地元と思しき入浴客が出入りし、長湯しています。地元利用が多いというのは、それだけ地域に密着している証です。
●私の記憶に刷り込まれている白金温泉の赤茶けた色とは異なり、お湯は薄い笹濁りをしています。それでも、はっきりとしたサビ味がし、新鮮さを感じます。ここの温泉は浴槽の中から直接源泉が注がれているので、お湯が空気に触れず酸化しないため、お湯が赤茶けていないものと思います。すなわち、白金温泉の本来のお湯を楽しめるということでしょう。もちろん、温泉は掛け流しだし、塩素殺菌もなく、毎日湯抜き清掃というのが嬉しい限りです。
●たまにはこういった公共温泉で、じっくりと本来の泉質を堪能するというのも良いものです。
(2006.10.22記) |
体育館のような外観からは、すぐには温泉施設だとは気づきにくいかもしれません。
小さな浴槽がひとつだけですが、温泉が味わえればそれだけで良いのです。
ちなみに受付やロビーは至っては、質素で地味(暗い!)なのです。
|