●久しぶりに大雪に登り、北海道最高所と呼ばれる中岳温泉に入ってきました。一番近いルートは、旭岳ロープウェイの姿見駅から裾合平を経て中岳分岐に向かうコースですが、これでも2時間半くらいはかかります。一般的には、姿見から旭岳を登り裏旭を回って、この中岳温泉を経由して姿見に戻る登山者が多いようです。裾合平のお花畑はさすがです。
●露天風呂がたったひとつだけの温泉は登山道脇にあり、登山者が多く休んでいると入浴するのに勇気が必要です。が、ここはそれとなく他の登山者に意志を伝えて入浴しましょう。入浴者がいると、自然と人は近づかなくなります。
●岩を寄せ集めた湯船は少し浅めですが、源泉が底から湧くお湯は新鮮そのものです。周囲には噴気孔もあり、荒々しい景色を眺めながらの入浴です。白濁したお湯は酸味が強く苦味さえ感じます。また、硫黄臭も立ち込めています。
●夏山シーズンには登山客で混み合い、露天風呂としてのマナー低下も気になります。休憩するときには、入浴する人がいることを念頭に、少し離れて腰を下ろすなどの気遣いもお願いします。また、当然ながらここは”山”です。訪れる人は、”山”であることを念頭に入念な計画と準備、天候判断を怠らないようにお願いします。
（2007.09.19記）
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上流側を見渡せば、荒々しい景観を目の前に露天風呂があります。
近景をもう一枚。少し浅めですが、底から湧き上がる温泉はいたく新鮮です。
花のシーズンは終わりましたが、チングルマのこうした景色も好きです。
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