●士別市の北にある多寄という集落の西、天塩川の左岸の山麓にあるのが日向温泉です。士別市の日向スキー場に併設されています。冬に行くと、目の前を地元のスキー客が滑っていて、温泉宿という感じがあまりしません。なお、日向という地名はこの天塩川左岸の地域一帯を明治政府から譲り受けた山形県議員の性に因んでいるそうです。
●男女別の内湯があるだけで、やはり内湯への扉を開けるとムッとした塩素臭が鼻につきます。湧出量の少ない冷鉱泉は無色透明で成分的には希薄なものです。弱い硫化水素臭があると分析書には表示されていますが、循環ろ過されたお湯からはその痕跡を認めることができませんでした。
●また、換水しての清掃は週に1度(木曜日の夜間)のようです。しかし、残念ながら換水後のお湯からも硫化水素臭を感じ取れませんでした。
(2007.12.16記)
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日向スキー場に隣接し、温泉宿というよりスキー場のレストハウスといった趣です。
塩素臭の著しいお湯では、硫化水素型との表示がむしろ空しく感じられます。
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