支笏湖畔温泉 北海ホテル トロミ感のあるお湯だが新鮮味薄

●支笏湖の観光拠点である支笏湖畔温泉には、いくつかの温泉宿が建ち並びますが、国道から見て湖岸側ではなく山側に北海ホテルがあります。湖畔の公共駐車場の向い側に少しロッジ風の外観で建っている温泉宿です。

●ちょっとした休憩スペースの奥にある浴室は、そう大きいものではありませんが、内湯の中央に置かれている巨岩が特徴的です。お湯は透明といってよいほどの薄濁りで、トロトロ感があります。弱く掛け流しにしているお湯は、多少のツルツル感があります。ただ、浴槽の大きさに対して源泉の供給量が少ないためでしょうか、薄濁りのお湯に期待したほどの新鮮味が感じられないことろが少し残念に感じました。浴槽をもう少し小さくして、源泉の回転を早くすれば、泉質の特徴が際立つように感じました。

●内湯の窓の向こうには露天風呂もあります。この露天風呂も緩く掛け流しにしているようです。建物が山側にあるため、支笏湖の雄大な景色は無理ですが、国道越しに支笏湖の湖面と風不死岳の山すそを垣間見ることができました。

●とはいえ、支笏湖畔温泉のいくつかの湯宿の中では、源泉が持つ泉質の面影が残る方ではないかと思いました。

(2007.09.15記)

※残念ながら2008年ころに閉館されたようです。


国道を挟んで支笏湖とは反対側に湖を少し見下ろすように建っています。


静内川の巨岩を中央に配した内湯は、トロミ感のあるお湯が満たされています。


露天風呂からは、断片的ですが何とか支笏湖と風不死岳の裾野が見えます。

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