●比較的古くからある冷鉱泉で、看板には「乃ぶた温泉」と書かれています。国道337号が小山を回りこむカーブの内側にあり、その小山の向こう側には松原温泉があり、面白い位置関係です。
●入浴は右の小さな方の扉から入ります。入ったところの小さな受付で入浴料を払い、すぐ右の浴室に入ります。入り口から浴室まで2〜3mの近さです。
●2〜3人が入れる浴槽には、薄茶色のお湯が溜められている黒湯です。浴槽横には源泉(冷泉)の注ぎ口とコップが置かれています。源泉は必要に応じて継ぎ足すようで、浴槽のお湯を加熱する溜め湯方式のようです。加熱循環と違い、適宜源泉を直接入れる方式は、お湯の個性が残るので好印象です。つるつる感のある源泉はタマゴ味を多少感じます。
●国道を往来する乗用車やトラックが通る音を横に聞きながら、地元の入浴客とのんびり小さな浴槽で湯浴みするのも、とても良いものです。
(2008.08.30記)
※残念ながら廃業しました。
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国道337号のカーブ内側の山陰に建つ小さな湯宿です。見通しが悪く、交通量もあるので、車の出入りには要注意です。
3人も入れば満員になってしまう浴室ですが、モール系の黒湯が溜め湯方式で加熱されています。
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