●支笏湖の北岸にある季節営業の温泉宿です。丸駒温泉に向かう途中、看板を頼りに湖畔への急な坂道を下りた先に、ひっそりと建っていました。
●ここの名物はやはり湖岸の露天風呂です。受付で入浴料を支払い、敷地奥の露天風呂を目指します。駐車場から湖岸に下りた所に男女別の露天風呂があります。透き通った源泉を湛えた露天風呂は、水面が湖水面よりわずかに高いくらいですから、目線が低くて支笏湖との一体感があります。男湯が湖畔側に設けられているので、少し心配しましたが、女湯からも支笏湖は見えるようです。
●透明感のある温泉には、ほとんど味がありませんが、鉱物臭とわずかなカルシウム臭を感じます。浴感も穏やかですから、支笏湖を眺めるうちに、時の経つのを忘れてかなりの長湯をしてしまいます。やがて日差しがこぼれ、陽光が差してくると、岩陰からカナヘビ(トカゲの一種)が姿を現しました。
●なお、受付脇には男女別の内湯もあります。ほとんどの人は露天風呂を目指し、内湯は体を洗い流すのに使われるでしょうから、空いていることが多いものと思われます。露天風呂、内湯ともに源泉をかけ流しで利用しているようです。
●丸駒温泉より入浴客が少なく、静かに湖畔の露天風呂を楽しめるのが大きな魅力ですね。
※現在、休業中のようです。
(2009.09.13記)
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急坂を下りた静かな佇まいがとても魅力的に感じる湖畔の湯宿です。
透き通った湯を湛えた湖畔の露天風呂はやっぱり最高です。
小さな内湯はとてもあっさりした造りですが、体を洗い流すには十分です。
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