●国道235号の富川市街を過ぎて、ややしばらく走った右側にある公共温泉です。広い駐車場を持った建物は、どこにでもあるような典型的なスタイルです。国道沿いなので迷うことはないですね。
●内湯の構造もありきたりですが、主浴槽と露天風呂の一部が温泉で、他のジャグジー湯は真湯になっています。全ての浴槽に対して源泉を無理やり循環して使いまわすことをせず、温泉を一部の浴槽に限っていることはある意味好感が持てます。
●32.2℃と泉温が低いので加温されていますが、表記ではかけ流しとされています。浴槽を観察する限り、加温しながらゆるく源泉を足しているようです。ウーロン茶色のお湯は無味無臭ではあるものの、モール泉質らしいすべすべ感を感じることができます。泉質的には石狩平野南部でよく見かける温泉に似ているように感じました。多少のすべすべ感以外には、ちょっと存在感が薄い泉質ですが、日高地方では貴重な部類でしょう。
●成分分析書を見るとカルシウムイオンもそれなりに含まれているようで、露天風呂の湯口ではカルシウム分が析出していました。ただ、露天風呂では隣のジャグジー湯が塩素臭をプンプン吐き出しているのが、ちょっと興ざめでした。
(2009.08.10記)
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どこにでもあるような変わり映えしない立派な公共温泉の外観です。
小奇麗ない内湯では、黒湯系のモール泉が満たされています。
屋根のかかった露天風呂では、隣のジャグジー湯の塩素臭が鼻につきます。
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