北湯沢温泉 旅館鯉川 鯉が泳ぐ湯船で湯あみする?

●北湯沢温泉の国道453号を走っていると、塀に囲まれた和風旅館が道沿いに見えるのですぐにそれと分かります。隣の竜松庵の駐車場に車をおいて良いそうで、ここに車を駐車して立派な門をくぐり抜けます。掃除の行き届いた綺麗な館内ですね。

●玄関左の廊下を進むとすぐに男女別の浴室があります。浴室には四角い大きな内湯と小さな岩風呂の露天風呂があります。旅館の名前のとおり、湯船の底には何匹かの錦鯉が描かれ、まるで鯉が泳いでいる池に入浴するようです。また、お湯の注ぎ口も鯉という凝りようです。

●私が入浴した時は内湯はやや温めで、露天風呂は適温になっていました。内湯には別途お湯の注ぎ口があるので、これを開いて適温に調整させてもらいました。お湯は無色透明でクセがなく、北湯沢らしい浴感といえるでしょう。強いて挙げるなら僅かな鉱物臭くらいでしょうか。

●ただ、露天風呂のお湯のみがタマゴの黄身に似た香ばしい匂いが微かにしました。こうした香りは他の北湯沢温泉ではこれまでに感じたことのないものです。内湯と同じ4号源泉が使用されていると思いますが、温泉というものは本当に不思議です。適度なスベスベ感があり、他に誰もいないこのお湯を長いこと独り占めして楽しまさせて頂きました。

(2015.02.15記)

※残念ながら休業されているようです。


立派な門構えの旅館で、中に立ち入るのがちょっと躊躇してしまいそうです。


屋根からの落雪のためか、窓には板が立てられていました。鯉が泳いでいます。



小さな露天風呂もあり、こちらのお湯は香味溢れるのが印象的に感じました。

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