北湯沢温泉 御宿かわせみ 川面に近い露天風呂は価値あり

●北湯沢温泉のうち国道453号と長流川の間の狭い土地に建つ温泉宿です。看板もあり、国道沿いなのですぐにわかります。車を駐車場に置き、狭い玄関に入ると人気がなく誰もいません。受付には入浴料(500円)をここに入れるよう小箱が置かれています。なんとも言えない大らかさですね。

●浴室は玄関から暖簾をくぐったすぐ目の前にあります。扉を開けた先の脱衣所は意外と狭く感じました。さらに内湯は脱衣所から階段を下りた先です。内湯も想像していた以上に狭く、カランは一つです。でも、ここでは露天風呂がウリですので、体をさっと洗って露天風呂を目指すことにします。

●露天風呂への通路は狭く細長く、ちょっとしたB級温泉の雰囲気です。露天風呂は二段構造になっていて、上は低い半屋根が架かっています。こちらのお湯はやや熱めで、景色には乏しいものです。

●一方、階下にある露天風呂は長流川にやや突き出るように置かれた岩風呂です。手を伸ばせば水面に手が届くこの露天風呂は、目線が川面に近く爽快感があります。お湯は無色透明で匂いもないので、長流川との一体感もありますね。お湯が温めのこともあり、長流川の流れを見ながら時の経つのを忘れます。目隠しの簾の支柱や階段が工事現場の足場の部材で武骨なので、そこが工夫されればもっと雰囲気が良くなるのではと思いました。

(2009.06.14記)


メインの露天風呂は半屋根で、割合に景色は望めません。お湯はちょっと熱め。


階段を降りると河原の露天風呂に出ます。川面と同じ目線での解放感が良いです。


内湯は想像以上に小さく、ここでは露天風呂が主役であることがわかります。

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