カルルス温泉 鈴木旅館 有生温泉と名付けられた7つの湯

●登別温泉の喧騒とは別世界のように、相変わらずカルルス温泉は静かな佇まいの温泉街で、その奥の方に鈴木旅館が建っています。午前中は湯抜き清掃時間のようで、日帰り入浴は13時から受け付けているようです。

●「有生温泉」の名付けられた浴室には、福の湯、泉の湯、気泡湯、玉の湯、洗い湯、かぶり湯、飲み湯の7湯が設けられています。但し、福の湯は打たせ湯で、洗い湯、かぶり湯、飲み湯は文字通り、カラン、掛け湯、飲泉口なので、浴槽として備わっているのは3つです。板木の敷き詰められた浴室は、なんとも言えない年季と木のぬくもりを感じます。

●玉の湯だけは源泉のままで、他の浴槽は5〜20%程度の湧水が加水されているようです。実際、玉の湯はかなり熱いお湯で、泉の湯は温めで入浴しやすい温度になっていました。気泡湯も温めで、文字通りのジャグジー湯です。浴室はかなりの湯気が充満しているので、写真撮影には少し難儀しました。

●お湯は無色透明で、クセのないものです。多少のトロミ感があり、わずかにカルシウム臭も感じます。浴感としては、どちらかというとツルツル感の部類に属する温泉だと思います。

(2009.10.31記)

割合に静かなカルルス温泉街の奥の方に建つ和風旅館です。


奥にある「泉の湯」です。加水されて、入浴しやすい温めの温度になっています。


こちらは「玉の湯」です。けっこう熱いお湯ですが、体が良く温まります。

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