洞爺湖温泉 大和旅館 新鮮なお湯の熱さは自然任せ

●立派で大きなホテルが立ち並ぶ湖岸の洞爺湖温泉街から少し南に離れ、静かな住宅地のはずれに「大和旅館」があります。この位置関係ですから、2000年の有珠山噴火では相当な被害があったことだろうと想像されます。

●良い泉質が人を誘うのか、多くの日帰り客が出入りしています。階段の下の男女別の浴室は湯気で煙って、静かにお湯の溢れる音が流れていました。窓際の浴槽は左右に仕切られ、片方がやや温度が高く、もう片方がぬる湯です。温度は自然任せだそうで、かなり熱いか温いかは運次第ですね。

●一見、キシキシ感が強そうに見えますが、薄く褐色に濁ったお湯は、適度なツルツル感とスベスベ感があります。また、カルシウム臭とマグネシウム感があり、わずかな塩味がします。本当に体がよく温まるお湯で、洞爺湖温泉の湯質がじっくり味わえるおススメの一湯です。

(2015.03.29記)


大規模ホテルから離れ、洞爺湖温泉街の少し外れた坂の途中に建っています。


冬でもあり湯気でもうもうとした浴室には、温度の異なる2つの浴槽があります。


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